誰も見ていない手すりを綺麗に拭いてくれる清掃員さん
- Column
- Profile
- 田口 まさ美
「君は自分だけのことを考えて、自分だけの贅沢をしてみればいいじゃん」、と夫が言った。
実は、5年間ほど長野の八ヶ岳あたりにセカンドハウスを建てる計画を温めていたのだが、最近ようやく気にいる土地に出会い、かねての夢を実施することになった。そして先日建築家さんと打ち合わせをしていた時のこと。私が何度も、「両親が泊まるなら」、「娘に相続するなら」、という言葉を放つので、夫の件のセリフに。確かに、まず自分の幸せだけを考えて、なにも悪いことはない。なんで、私はそうしないんだっけ?ふと、西田先生との対談内容がよぎった。
それは自分のため?それとも誰かのため?
表参道にある美容クリニックKnot clinicの西田倫先生は、元々は主婦希望だったそう。それが物理学部の大学院まで行き、一転、医者を目指して旭川の医学部へ。そして形成外科医から、美容外科医の世界へとシフトし、シングルマザーとして自らのクリニックを起業。文字にすると、まさに波瀾万丈なのですが、記事からもわかるように、人の気持ちを大切にし、人に尽くせる仕事をしたいと考える優しい心の持ち主です。
そんな西田先生が、極限まで働いて見えたこと。それは「自分を犠牲にしてまで頑張るのは、必ずしも正しいことではない」ということだったそう。自己犠牲って、究極の優しさでもあり、愛でもある。子育ても、自己犠牲なくで成立するものではなく。だから、そのバランスとは、非常に曖昧で、繊細なものなのだと思うんです。
他者への優しさや愛情と両立しながら、「自分自身を満たすこと」。それは、時に難解なことだったりするのですが、西田先生の物語を聞いていて、そのコツが、少しわかった気がしました。気になる方は、読んでみてください。
「誰もみていないような手すりを丁寧に拭いてくれる清掃員さんと、おしゃべりするのが好きだったんです」と、病院での思い出を振り返る西田先生。そんな清掃員さんの存在に気づく先生が大好き♡
その清掃員さんは、きっと、それが自己犠牲ではなく。見返りを求めた行為でもなく。自分なりの愛や誠意を、自分にも他者にもバランスよく自然にもつことができている時、きっとその人は幸せで美しい姿をしているものだと思う。
今の西田先生もそう。 写真は、美しい先生の前で、大変うれしそ〜に笑う私、、、。
記事はこちらです。