「母になるつもりはなかった私が、ママで副社長を選んだ理由」対談について思うこと
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- 田口 まさ美

今回は、万出恵ちゃん。ご縁があり仲良くなって、今では娘の留学でもお世話になっている企業の副社長さんです。肩書きの詳しくは記事を見てください。
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母親になるつもりがなかった恵ちゃんと、母親になりたかったけど、”母親っぽく”なれなかった私
「母親になりたいと思っていなかった」と語る彼女に対し、私は「母親になりたかったけど、母親っぽくなれなかった母」と思っています。母親ってなんだろう。母親”感”ってなんだろう。女性はみんな、お母さんになりたいわけでも、お母さんにすんなりなれるわけでもないのに、なぜだかそう思われているような。
お受験ネイビースーツを着てもリクルートスーツ?に見えてしまう私は、学校参観で自分の存在にいつも小さな違和感を感じ、なんとなく肩身の狭い思いをしていて、「母親らしくなりたい!」というコンプレックスをずっと心の底に抱いていた。
今も、自分が母親っぽく娘に接することができているのかわからないし、わからないままに娘は育って、巣立っていってしまったので、もう永遠にわからないんだろう。人一倍教育について考え(仕事でもあったので)、母親業に人生の最も大きなエネルギーを注いできた気がするんだけれど、母親っぽい振る舞いにずっと自信はなかったし、実際「ママっぽくないね!」と言われ続けた。母親オーラの正体って一体なんなのか。
・・・と思っている女性、実は私だけではないのでは? 恵ちゃんは、そういう意味で、似たような匂いがする女性だ。
「あなたは欲張りな人ですね」と言われた就職試験
さて、そんな恵ちゃんは、就職試験で「あなたは欲張りな人ですね。でも、そのままでいてください。あなたのような人はこの会社にはいないけれど、あなたがロールモデルになってください」と言われたそう。
きっと、私たちの世代(40代後半〜50歳前後)が、初めて「仕事も母親も」を「イーブンに」達成しようと現実的にStruggleした世代なんだろうと思います。今までのそれは、どちらかに比重を置き、どちらかを諦めるか犠牲にしないといけなかった時代だったので。
そして世間のイメージに自分を当てはめるのではなく、ニュートラルに、仕事、母親、それぞれに対して自分らしいバランスや、自分らしいスタンスを選ぶことに挑戦した世代。その挑戦は、きっと30代にもまだ続いている。
自分らしくあることは、人として、ごく自然なことでもあるのだけれど、いざそうしようとすると、ロールモデルがあまりに少なすぎるので、道なき道を進まなければならなくなる。そう、 何においても「私らしい道」を進むことは、結構toughなことだ。だからこそ、就職当時(約20年前)は、それが、”欲張り”とさえ表現される時代だったということかなと思う。
それを欲張りというならば、欲張りであるべきだと思う。
たった一度の人生、みんなが、自由な選択に臆することなく、それぞれの幸せのカタチに向かえますように!