常にポジティブな美容エディター&弾丸トラベライターの「今の自分を楽しむ」信念

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Profile
門司 紀子

1977年東京都生まれ。大学在学中から、美容ジャンルの編集者・ライターとして活動を開始。女性誌『CanCam』『Oggi』『美的』などの女性誌で、ビューティ、旅、食などのジャンルで執筆。そのほかケータリング運営、アクセサリー制作ほか多彩な活動を行う。2016年ごろから、台湾に弾丸旅行を行うようになり、現在訪台回数は80回を突破。その豊富な知識経験、そして楽しみ方の提案が支持され、バラエティ番組ほか多くのメディアに出演。最近は「耳ツボリフレクソロジー」のセラピストとして活動する一面も。趣味はゴルフとドライブ。著書に『台北エリア別満喫旅 食べまくり!』(小学館)、『たった2コの食材でキレイになれる魔法の“ニコサラダ”』(小学館)ほか多数。

Instagram:norikomonji

常に活動的でポジティブな、美容エディターであり『弾丸トラべライター』の門司紀子さん。人気女性誌の美容ページや広告の制作を手掛けつつ、旅から旅へと動き続けています。「もっと楽しいことを探して、共有したい!」というパワーあふれる門司さんに、その背景について伺いました。

お話しを伺ったのは、台湾料理店”オルソー”(住所:東京都文京区白山5-32-13  Instagram:____also___)台湾の雰囲気と味が楽しめる店で、出版パーティを開いたことも。

「のめり込み、突き詰めてしまうんです」

――Instagramを見ていると、毎週のように旅行やゴルフに行き、プロ級の料理を作り、イベントを手掛けたりとてもアクティブです。

もともと、楽しいと思ったことにのめり込み、突き詰めてしまう性格なのです。それに、思いついたらすぐに行動してしまう。この多動な性格は生まれつきなのでしょう。よく「いつ仕事しているの?」と聞かれます。実際、ホテルで原稿書きつつ入稿したり、帰国した後に編集部に行って校了したり、撮影したりとフレキシブルに行っています。スケジュールが詰まっているとワクワクする性格ですし、こういう生活が好きなのかもしれません。

「好き」と「楽しい」は私が大切にしていることで、これがあるから今があると思っています。エディターの仕事を志したのも、雑誌が好きだったから。私の叔母(門司真紀子さん)がニューヨークでコーディネーターをしており、幼い頃から雑誌がどのように作られていくか、興味を持っていました。推薦で大学に合格した高校3年生の秋に、叔母に報告がてら相談したところ、『CanCam』(小学館)の編集者の方を紹介してくれたのです。

編集部に挨拶に行くとき、何を着ていけばいいかわからないので、リクルートスーツを着て、編集部に挨拶に行くと、そこにいた編集者やライターたちは、おしゃれでラフな格好をしていたので、逆に目立ってしまって……(笑)。

雑誌を作る仕事はとても楽しく、日々発見だらけ。今振り返ると、学生でありながら、「代わりがいない仕事」をして、責任を持ちつつ現場に立つことは、私を成長させてくれました。

仕事は、撮影時の買い出し、読者モデルさんへの取材、リサーチなどから始め、化粧品メーカーへの商品リース依頼、商品の品番の記録と管理、コンテ描き、スタジオやモデルのブッキングを含めた撮影チーム編成、著名人インタビューなど、どんどん発展していきました。「仕事の報酬は仕事」という感覚を学生時代に得られたのは、今思うとありがたいですね。卒業後もそのままフリーランスエディター・ライターとして活動し続け、今に至ります。

父の転勤が多く、転校を繰り返した小学校時代に「今を楽しみ、楽しい未来を考える」という性格になっていった。

相手が欲しいものを届けたい

――20〜30代は月に4〜5本の特集を担当しつつ、アクセサリー制作をしたり、ケータリングをしたりと活動の幅を広げました。『Oggi』などで特集を組まれたり、通販がされたこともありました。

 もともと、アクセサリー制作が好きで、没頭していたことから始まりました。市販のブレスレットやイヤリングなどを研究し「私ならこうするのに」という観点から、色やパーツを組み合わせ自作していたのです。

自作アクセを編集部につけていくと「かわいいね、どこの?」と聞かれるようになり、制作を頼まれるように。その人の雰囲気に合わせてアレンジしていたら好評を博し、それが特集や通販、ワークショップにつながっていったのです。

自分が作りたいという気持ちから始まりましたが、「相手のニーズを把握して、提供する」というアレンジが楽しくて

ケータリングについては、撮影の合間に楽しむフードとして作って持っていくうちに、「もっとかわいく、喜ばれるものを作りたい」と、食品衛生責任者の資格を取得し、進化させていきました。

今でも細々とですが依頼があれば担当させていただき、ブランドのローンチや発表会、パーティ、撮影やイベントの現場に、お届けしています。その会場のテーマや主催者が大切にしていることを、料理で表現するのが好き。やはり楽しんでいただきたい思いが強いのです。

「最高に楽しい」台北ガイドブックがヒット

――そして今は、台湾の楽しみ方を伝えるインフルエンサーとしても、活躍中です。門司さんの「楽しい」を詰め込んだガイドブック『台北エリア別満喫旅 食べまくり!』(小学館)を片手に多くの人が訪台しています。

きっかけは2016年ごろ、LCCのPeachが羽田↔︎台北の弾丸旅チケットを発売したことでした。当時はフライトが往復1万6000円くらいだったかな。ゴルフ仲間に誘われ、好奇心で台北に行ったらどハマり。美味しいものが街に溢れていて、可愛いもの、楽しいことが詰まっている。しかも日帰りで行けるとあり、頻繁に行くようになりました。

旅行者に優しく、繁盛店でもフレキシブルに対応してくれて居心地がいい。そのおおらかな気風も好きになったのです。私は旅において、楽しく、効率的に目的地を周ることができ、「プランAがダメならBで行こう!」という柔軟性を重視しています。台湾はこのすべてを満たしているのです。あと、台湾の街の匂いというか、雰囲気も大好きなんですよね。

色々歩き回った結果、「台北の街は、エリア別に深掘りすると楽しい」と考え、ガイドブックを作りました。単なる店の紹介だけでなく、どのメニューを食べるべきか、地下鉄の何番出口から出ればいいか、どこにトイレやエレベータがあるかなどまで網羅。本を読んでくださった人が、迷ったり不安になったりしないよう、私が案内するような気持ちで仕上げました。

2023年発売の『台北エリア別満喫旅食べまくり!』は、現在4刷。行くべき店、買うべき土産をリコメンドしている。

――Instagramでもその強烈なホスピタリティで情報発信し、フォロワーが増え続けています。

台湾に限らず、私の発信を見た方が、失敗せずに不安なく、思う存分楽しんで欲しいという一心でポストしており、それ以外はあまり考えていません。私の強い思いを受けたフォロワーさんから「おすすめは本当においしいものばかりで、ハズれがない!」「苦手だけど挑戦したら、楽しかった」という感想をいただくことが嬉しいのです。

もちろん、そのような感想ばかりではなく、様々な意見も頂きます。それを「重要な気づき」と受け止め、すぐに改善するようにしています。耳に痛い意見は、成長のチャンスだと、仕事を通じて学びました。

あと、落ち込んだり、悩む前に次の行動をしてしまう性格。「どうにかなる」「なるようにしかならない」のマインドで、活動し続けています。

落ち込まないのは自分軸を生きているから

――そのポジティブな性格に憧れます。同世代の女性の中には、「ミドルエイジクライシス」(中年の危機)により、落ち込んだり、劣等感に囚われてしまう人も少なくありません。

わかります。でも、「なるようにしかならない」のですよね。だから、落ち込む自分をどこかで楽しむのもアリだし、人に頼ることも大切です。

フリーランスのエディター・ライターとして30年近く活動してきて、「前向きな気持ちで、やるべきことを着実にやる」人が評価されると感じています。自分の人生を変えられるのは、自分しかいません。もし今落ち込んでいるなら、とりあえず、目の前のことに取り組むと、気持ちが軽くなると思います。

そんな私も、気持ちが落ち込むことはあります。ホルモン周期の影響もありますし、どうにもならない結果を手にすることも、なくはありません。そんな時は、前を向いてもっと楽しく過ごせるように、自分を仕向けます。あとは、寝てしまう。翌朝目覚めればスッキリしていますから。

”エフォーラ”ディレクターの田口まさ美と、かつて同じ雑誌を作っていた。「美容は商品管理や理論、化学や人体へ理解が必要。門司さんのページはわかりやすかった」(田口まさ美)

マッチングアプリでパートナーと出会う

――自分を受け入れているからこそ、考え方や姿勢が合うパートナーと巡り会える。44歳の時に現在のパートナーとマッチングアプリで出会った経緯を、Instagramで紹介し、大きな反響がありました。

離婚したばかりの44歳の時、「やはりパートナーが欲しい」とマッチングアプリを始めました。自らルールを決め、短期間で現在のパートナーに出会えたのです。そのルールとは、短期で真剣に出会いを探す、違和感に正直になる、相手が他者を思いやれる人かどうかを見極めるなどです。もともと私は直感が鋭く、初対面のときに「この人と付き合うかどうか」を判断することも多く、短期決戦で楽しみつつ真剣に探しました。

今のパートナーに出会ったとき直感的に「この人だ!」と思い、「あなたと絶対にお付き合いしたいのですが、付き合いませんか?」と伝えました。OKをいただき、交際5年目に入ります。

交際こそ、大切なのは自分軸。ゆずれない条件を整理して、相手と共有し続けることも大切だと感じています。

――互いを尊重し、信頼することは愛の基本だと思います。互いが合意する環境を、自ら整えているのですね。

これまでの交際や離婚で学んだことが大きいです。あとは両親の姿勢の影響もあります。私が大学卒業後、収入も社会的地位も不安定なフリーランスライターになると言ったとき、父が「やりたいならやればいい」と背中を押してくれました

会社員として安定した人生を送っており、反対されると思ったのです。でも、私を信頼し尊重してくれた。母も常に私を応援し、支えてくれています。だから、たくさんの挑戦ができましたし、楽しいことに没頭することができたのです。

パートナーとはこの信頼関係が築けると確信しました。だから、互いが心地よく過ごせているのだと思います。それがあるから、世界を広げ続けることができ、そこで見つけた楽しいものや嬉しいことを、皆に共有し続けていきます。

あと、肩書きや学歴、経歴など「他人の物差し」を使わないことも大切なのかも。そのほうが、自分軸で生きられると思います。「今の私はこれがいい」でいいんですよ。

そんな門司さんが大切にしている言葉は?

「自分を楽しむ、人生を楽しむ、この瞬間を楽しむ」

楽しいからこそ、自分も周りも楽しくなる。今に集中していれば、未来を不安に思ったり、過去に後悔する要素も無くなっていく。その積み重ねの先に今があると考えています。

――話しているだけで元気になり、「このままの自分でいいんだ、そして過去の自分も間違っていないんだ」と思わせてくれる門司さん。いつもhappy&positiveな門司さんは、これからも多くのことに興味を持ち、私たちに楽しい世界を見せてくれルはずです。

門司さんの暮らしに欠かせないアイテム

体調を整えるサプリメント

(左から)”エビオス錠”(アサヒグループ食品)、”コッコアポEX錠”(クラシエ)、”Lypo-C Vitamin C+D”(スピック)。「たくさん食べるので、胃腸の疲れを和らげ、スムーズな排出ができるよう心がけています。あとは、健やかな肌や免疫サポートに欠かせないビタミンCも必須。これらは旅先にも持っていくスタメンたち。このほか野菜や発酵食品を食べるなどして、体をいい状態に整えています」(門司紀子さん)

台湾気分になれる香水と、心癒す香りのオイル

(左から)”SHIRO”の”果茶オードパルファン”、イヤーリフレクソロジーオイル”KAORI”。「台湾限定の”SHIRO”の香水は、シトラスやお茶の香りの中に、ライチのフルーティーさがあり、台湾を感じる香り。香りが心にもたらす影響は大きく、これで日本にいるときも台湾気分に浸っています。”KAORI”は私がセラピスト資格を取得した、耳つぼリフレクソロジー協会の会長が監修したこだわりの”耳専用”マッサージオイル。心もほぐれるような香りが気に入っています」(門司紀子さん)

違和感をケアするアイテムたち

永康街(台北)の人気雑貨店 “bu diao (ブディアオ)”のポーチに入っているのは、体の違和感に対応するアイテムたち。「リップクリーム、目薬、ネイルオイルほか、違和感をケアするものを持ち歩いています。特に欠かせないのは、ホテルや飛行機などの乾燥対策用の”山田養蜂場”の”プロポリススプレー”。喉の乾燥対策をすれば、カゼなどの予防につながると聞いてからの必需品です」(門司紀子さん)

撮影/古谷利幸 エディター/前川亜紀 モデレーター/田口まさ美

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